【意外な事実】家庭料理41種類の特徴と料理写真の味旅物語

郷土料理

【家庭料理の意外な事実】

2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、フレンチ料理、地中海料理、メキシコ料理、トルコ料理に続いて、世界で5番目の「食」の文化として認められました。これにより、和食は国際的に知られる料理文化の一つとなりました。しかし、私たちが日常的に食べている日本食とは、その内容に大きな違いがあります。

和食と日本食は違う?

日本食とは、日本で一般的に消費される食事全体を指します。これには伝統的な日本料理だけでなく、カレー、ラーメン、オムライスなどの外来食も含まれています。これらの料理は、元々他国の料理文化から来たものを日本が独自にアレンジし、日本国内で広く受け入れられた形です。一方で、和食は日本の伝統的な料理スタイルを指し、この和食がユネスコにより無形文化遺産に登録されています。和食は懐石料理や会席料理、地方ごとの郷土料理があり、「一汁三菜」という形式を基本としています。これには、ご飯、汁物、主菜(肉や魚)、副菜2品(おひたしや和え物など、漬物以外)を含みます。
さらに、魚介や昆布などから取った出汁と醤油、味噌、味醂、酢などで味付けをする料理法が一般的に和食として認識されます。


【天ぷらの味旅物語】

天ぷらはエビ、魚、野菜などの様々な食材を小麦粉と鶏卵でコーティングして揚げた、日本の伝統的な料理です。その起源は九州地方の長崎県とされ、後に日本全国に広まりました。現在では、天ぷらは寿司、焼き肉、ラーメンと並ぶ日本の代表的な料理となっており、国内外で人気のメニューとなっています。

エビの天ぷら

エビは天ぷらの中でも代表的な食材で、多くの料理で活用されています。エビの天ぷらは、うどんや蕎麦のトッピングとして、または白飯の上に載せた天丼としても人気があります。

キノコの天ぷら

キノコも天ぷらの具材として相性が良いです。特に、シイタケや独特の形状を持つ舞茸はよく天ぷらに使われます。

野菜の天ぷら

野菜や根菜類のカボチャ、アスパラガス、ナス、苦瓜、サツマイモ、蓮根なども天ぷらとして使われます。

かき揚げ

かき揚げは小エビや野菜を混ぜ合わせて揚げた天ぷらです。価格が手頃で満腹感が得られるため、うどんやそばの上にのせて供されることが多いです。

ユニークな天ぷら

ユニークな天ぷらの一例として、ゆで卵やアイスクリームを小麦粉と鶏卵でコーティングして揚げた天ぷらもあります。


【米の料理の味旅物語】

「おにぎり」、「稲荷寿司」、「お茶漬け」は日常生活でよく食べられる代表的な日本のファーストフードです。魚介類、野菜、キノコを使った「ちらし寿司」や「釜めし」、縁起を担いで食べる「恵方巻」など、米を使った料理には多様なバリエーションが存在します。日々の食事としては、納豆ご飯や卵かけご飯もあります。寒い冬には、体を温める雑炊が最適です。さらに、お祝いの席では赤飯を食べる習慣もあります。これらはそれぞれの場面に合わせた、米を使った料理の代表的な例と言えます。

お粥

お粥は、米を多めの水と一緒に柔らかく煮込んだ料理です。その消化の良さから、病気の時に適した食事とされています。

おにぎり

おにぎりは、ご飯を手で三角形などの形に握り、海苔で包む日本の伝統的な携行食です。梅干し、塩鮭、明太子などの具材を中に加えて食べます。

おにぎらず

おにぎらずは、海苔で包んだ携行食で、ご飯を手で握らずに作るのが特徴です。おにぎりは手で強く握るのに対し、おにぎらずは柔らかく包み込む形で作られます。この料理は1990年にある漫画で紹介され、以来人気が広まりました。

おはぎ

おはぎは、もち米を甘く煮た小豆の餡で包んだ和菓子です。おはぎは特に春と秋の墓参りの時期に食べられることが多いです。

お茶漬け

お茶漬けは、ご飯にお茶を注いで食べるシンプルな料理です。また、塩、海苔、ワサビなどを加えて風味を増すこともあります。

稲荷寿司

稲荷寿司は、甘辛く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた寿司の一種です。その手軽さから、回転寿司や寿司弁当では人気のメニューとなっています。

釜飯

釜飯は、醤油とみりんで味付けされた米と具材(鶏肉やシイタケなど)を一人用の釜で炊き上げた炊き込みご飯です。特に関東地方の群馬県の安川駅で販売されていた駅弁が有名です。

恵方巻

恵方巻は元々、年の初めの2月2日から4日の間に関西地方で食べる習慣のあった巻き寿司です。1990年代にコンビニエンスストアが全国でこの恵方巻を販売するようになり、全国的に普及しました。

ちらし寿司

ちらし寿司は、酢飯に魚介、卵焼き、人参、タケノコ、シイタケなど様々な具材を混ぜ込んだ寿司の一つです。3月3日のひな祭りに食べる習慣があります。

雑炊

雑炊は、醤油や味噌をベースに魚介類、キノコ、野菜などを混ぜ込み、ご飯とともにゆっくりと炊き上げる料理です。消化が良く、体を温めることができるため、特に寒い冬によく食べられます。鍋料理の残りのスープを利用して作ることもよくあります。

松茸ごはん

松茸は日本で最も高級なキノコとされています。松茸ご飯は出汁、酒、塩、醤油で調味した米に松茸を加えて炊き上げます。松茸の香りも楽しめる高級な日本料理です。

炊き込みご飯

炊き込みご飯は、醤油、酒、出汁を使って調味した米に、様々な具材を加えて一緒に炊き上げる料理です。具材には、栗、シイタケ、タケノコ、アサリ、鶏肉、牡蠣、サツマイモ、グリーンピースなどが用いられ、季節によって異なる味を楽しむことができます。

赤飯

赤飯は、もち米と小豆を一緒に蒸し上げた伝統的な料理です。小豆の色素が米に移り、全体が赤く染まることからこの名前がつけられています。赤飯は昔から縁起が良い食べ物とされており、祝い事の際によく食べられています。

天丼

天丼は、海鮮や野菜に小麦粉、卵をつけて油で揚げた天ぷらををご飯の上にのせた料理です。醤油、みりん、砂糖で味付けした甘辛いタレで天ぷらとごはんに味付けします。

納豆ご飯

納豆ご飯は、煮た大豆を納豆菌で発酵させた納豆をご飯にのせたものです。納豆は糸を引くような粘りが特徴的で、栄養価も高い食材です。関東地方の家庭ではよく食べられています。

卵かけご飯

日本は鶏卵の衛生管理が非常に厳格であるため、生卵を安全に食べることができます。生卵をご飯にかけ、醤油で味付けして食べるのが一般的です。