【意外な事実】家庭料理41種類の特徴と料理写真の味旅物語

郷土料理

【家庭料理のおかずの味旅物語】

日本の伝統的な郷土料理として煮込み料理があります。これらの料理は、魚介から取った出汁を使って煮込むことが特徴です。代表的な料理としては”おでん”や”治部煮”が挙げられます。特に”おでん”は、日本酒や他のお酒と一緒に楽しむことが多い人気の料理です。

おでん

おでんは日本の伝統的な煮物料理です。様々な具材を鰹節と昆布で取った出汁に長時間煮込む料理で、具材には薩摩揚げ、はんぺん、焼きちくわ、つみれ、こんにゃく、大根、芋、がんもどき、牛すじ、ゆで卵、厚揚げなどが使用されます。おでんの具材やつけだれは地域や家庭により異なります。「おでん屋」ではお酒のおつまみとして供されることが多く、またコンビニエンスストア、屋台、スーパーマーケットなどでも販売されています。

きんぴらごぼう

きんぴらごぼうは、日本の伝統的な惣菜で、ごぼうを細切りにして砂糖と醤油で甘辛く炒めた料理です。味付けは味醂、日本酒、砂糖、醤油が基本です。

だし巻き卵

だし巻き卵は、溶き卵に出汁を混ぜて焼き固めた日本の料理で、卵焼きの一種です。特に出汁をたっぷりと含むものを指し、関西風の柔らかな味付けのものがよく知られています。調理法は、鶏卵をよく溶き、だし汁を加え、油を引いた調理器具で少しずつ巻き上げながら焼きます。

治部煮

治部煮は、鴨肉や鶏肉を主成分とする北陸地方の石川県金沢市の代表的な郷土料理です。鴨肉、または鶏肉をそぎ切りにし、小麦粉をまぶした後、だし汁に醤油、砂糖、みりん、酒を合わせたもので味付けししいたけ、青菜などと煮ます。薬味としてはわさびが用いられます。

辛子蓮根

辛子蓮根は、蓮根に辛子味噌を詰め、小麦粉や卵をつけて油で揚げた熊本県の郷土料理です。蓮根は血液を増やす効果があり、辛子には食欲を増進させる効果があります。この料理は熊本の一般家庭で正月などに昔から作られていました。現在では、この料理が有名となり、辛子蓮根の専門店も存在します。

酢の物

きゅうりの酢の物は、細かく切ったきゅうりを酢で和えた伝統的な日本の料理です。特に夏に欠かせない日本のサラダ料理の一つです。きゅうりの食感を生かし、酢でさっぱりとした風味に仕上げられます。

切り干し大根

切り干し大根は、大根を細長く切り、乾燥させた乾物で、西日本では千切り大根とも呼ばれます。秋の終わりから冬に収穫した大根を使用します。

筑前煮

筑前煮は九州地方の福岡県の代表的な郷土料理で、元々はスッポンなどを用いた料理だったとされますが、現在では鶏肉を使います。地元では正月料理や祝い事に欠かせない料理となっています。
具材を全て炒め、醤油、味醂、酒で煮立てた鍋に鶏肉を加え、人参や蓮根、ごぼうなどから順に加えて煮込みます。全体が色づいた後にサトイモを加え、野菜が柔らかくなるまで煮込んで水分を飛ばしたものが完成となります。

揚げ浸し

揚げ浸しは、ナスなどを茹でずに油で揚げ、熱湯をかけて油を抜いた後、調味した出汁に浸す料理です。この揚げ浸しにはカツオ節をかけることもあります。

ほうれん草の胡麻和え

ほうれん草の胡麻和えは、風味豊かで寒い時期に特に美味しい和食の一つです。ほうれん草を熱湯にさっと茹でた後、冷水で冷やし、しっかりと絞って水切りをします。胡麻をすったものと砂糖、醤油を混ぜ合わせて完成となります。

蓮根饅頭

蓮根饅頭は、ハスの地下茎である蓮根を主成分として用います。蓮根をすりおろし、まんじゅう型に固めます。エビなどの具材を混ぜ込んで蒸し上げることもあります。

茶碗蒸し

円筒形の茶碗に鶏肉、エビ、シイタケ、蒲鉾・ぎんなんなどを入れて、出汁で味付けした卵を注ぎ、蒸して固めた日本料理です。九州地方の長崎県が発祥と言われています。


【家庭料理のスープの味旅物語】

日本の家庭料理に欠かせないスープの要素として、出汁があります。これは昆布や鰹節をベースにし、醤油などで調味されるスープの基礎です。この出汁に味噌を加えたり、さまざまな具材を加えたものが日本のスープ料理の基本形となります。

味噌汁

日本料理の代表的なスープで、出汁に味噌で調味し、野菜や豆腐、魚介類などを具とすします。

豚汁

豚肉と野菜を煮込んだ味噌汁。豚肉の脂と根菜のアク、味噌の香りが特徴的。

アサリ汁

アサリ貝を主成分とする味噌汁。アサリの煮汁を出汁とし、味噌で調味します。

お吸い物

出汁に塩や醤油で調味し、魚介類や野菜などを具とした日本料理。具材は多様で、旬の野菜や魚、鴨肉、鶏肉などが使われます。

肉吸い

大阪の一部飲食店で提供される肉うどんからうどんを抜いたスープ。薄切りの牛肉と半熟の卵が特徴。

けんちん汁

大根、人参、ゴボウなどの具材を出汁で煮込み、醤油で調味したすまし汁。元々は精進料理であるため、肉や魚は加えず、出汁も昆布や椎茸から取ります。

雑煮

餅を具材とし、醤油や味噌で調味した正月に多く食べられる日本の伝統的なスープ。地域によって餅の形や入れる具材が異なります。

つみれ汁

魚肉のすり身に卵や片栗粉を混ぜて団子状にし、汁に入れて煮た料理。具材にはイワシやエビなどのすり身が使われることが多い。