【意外な事実】海鮮料理37種類の特徴と料理写真の味旅物語

海鮮料理

【魚介料理の味旅物語】

海に囲まれた日本では、寿司や刺身だけでなく、煮る、焼く、揚げるといった様々な調理法で魚介料理を楽しむことができます。また、地方色豊かな鍋料理をはじめとする郷土料理は、日本の魚介料理の多様性を実感させてくれます。

エビフライ

1900年代に日本で生まれた洋風料理、エビフライ。調理法は、エビの殻を剥き、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げます。現在では冷凍食品としても広く流通し、お弁当のおかずとしても利用されています。

アジフライ

1800年代後半に、魚に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げるという料理法が誕生し、日本料理の一環として定着しました。安価で手に入るアジを使ったアジフライは、魚介類を揚げた代表的な料理と言えます。

焼きサンマ

焼きサンマは、焼き魚料理の定番です。サンマは刺身や寿司として生で食べるだけでなく、焼いて食べる方法も非常に人気があります。特に秋にとれるサンマは脂がのっており、非常に美味しいとされています。

ブリの照り焼き

醤油とみりん、砂糖を混ぜたタレをつけて焼くブリの照り焼きも、焼き魚の代表的なメニューの一つです。柔らかな食感と甘辛い味わいが特徴で、特に冬のブリは脂がのっており、旬を迎えます。

鯖の味噌煮

鯖の味噌煮は、味噌、日本酒、砂糖、みりん、生姜などと鯖の切り身を煮込んだ、日本の伝統的な煮魚料理です。濃厚な味噌の味わいは、お酒の肴としても大人気です。

イカと大根の煮物

輪切りのイカと大根を醤油ベースで煮込んだ、日本料理の代表的な一品です。イカのうまみが大根にしみ出てきます。主に家庭料理として親しまれており、地域によっては味噌を使うこともあります。

アジの干物

アジの干物は、魚の腹を開き、内臓を取り除いて平らにし、日光で干してつくります。日光で干すことにより、アミノ酸などのうまみ成分が増すため、生の魚を焼いたものよりも美味しく、また保存も可能になります。

シシャモ

シシャモは北海道近海で獲れる小型の魚です。身のほとんどが魚卵のため、独特の食感と味が楽しめます。干したシシャモを丸ごと焼いて食べます。

たこわさ

刻んだ生のタコをワサビと日本酒、調味料で塩漬けにした料理で、独特の歯ごたえとワサビのスパイシーさが酒の肴にぴったりです。

タコの酢の物

ゆでたタコ、きゅうり、わかめを塩と酢で和えた料理です。さっぱりとした味わいで、特に暑い夏におすすめです。

イカの塩辛

生のイカとイカの肝を塩で発酵させた料理です。発酵によりアミノ酸が増えて、独特の深みのある味わいになります。これもまたお酒の肴として人気があります。

なまこ酢

生のなまこを薄切りにし、酢に漬け込んだ料理です。なまこを生で食べるのは日本独特の習慣で、特に日本酒との相性が良いとされています。

モズク

モズクは海藻の一種で、生の状態で酢漬けにしたものが一般的に食べられます。モズクは1970年代から沖縄で養殖が始まり、今では名産品となっています。

松前漬け

松前漬けは北海道の郷土料理で、天日干しにした細切りにしたイカ、数の子、昆布を醤油、みりん、砂糖、日本酒で漬け込んだ料理です。お酒の肴として、またはご飯のおかずとして楽しまれます。

辛子明太子

辛子明太子は、スケトウダラの卵巣を塩漬けにし、唐辛子、砂糖、醤油、昆布で味付けしたものです。手軽に食べられるので、お酒のおつまみやおにぎりの具材として人気です。

石狩鍋

北海道名物の石狩鍋は、鮭と味噌ベースのスープが特徴的な郷土料理です。豆腐や野菜も加え、一部では牛乳やバターを隠し味とするなど、地域によるバリエーションも楽しめます。

蟹すき鍋

特に北海道や日本海沿岸で食べられる蟹すき鍋は、豪快な蟹と昆布出汁の味わいを楽しめます。醤油、みりん、日本酒で味付けし、ポン酢との相性も抜群です。

牡蛎鍋

東北地方の宮城県や西日本の広島県で特に食べられる牡蠣鍋は、土鍋の縁に味噌を塗りつけて煮込むことから、「土手鍋」とも呼ばれます。野菜や牡蠣からじんわりと出る旨味たっぷりのスープが堪能できます。

鮟鱇鍋

茨城県でよく食べられる鮟鱇鍋は、深海魚である鮟鱇を用いた鍋料理です。肝が濃厚で、”海のフォアグラ”とも呼ばれています。この魚は皮も軟骨も食べることができるため捨てるところがないほど全てが美味しいと言われています。

ねぎま鍋

ねぎま鍋は、葱とマグロの組み合わせの鍋料理です。マグロの脂っぽい部分が、葱の風味と共にまろやかになるのが特徴です。

どじょう鍋

東京の下町発祥のどじょう鍋は、白身の小魚であるどじょうを酒にひたして煮込む郷土料理です。どじょうの淡泊な味わいが鍋を一層引き立てます。この魚はあまり食用として食べることがないため珍しい鍋料理です。

ふぐ鍋

ふぐ鍋は西日本の山口県や九州地方の福岡県の名物料理です。この魚は毒を持つため免許を持った調理人が調理します。白身の淡白な味わいで弾力性のある食感が特徴です。11月から3月にかけてがふぐの旬です。